「音響」

胸から溢れ喉を伝い
声となって届くもの
胸から溢れ指を伝い
熱となって届くもの


溢れた思いと音調は
初めが何かを見失う
返る場所も元の形も
全て全て消えていた


残る小さな余韻とは
遺る確かな想いとは
貴方の中に響くもの
私の中でも響くもの



(詩人の本懐 課題「音響」)

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